いぶりがっこ作り その四

『何か面白いことをしよう!』から始まったプロジェクトP。機密組織のようなネーミングですが・・・
『お客様に喜んでもらえる事。自分たちも楽しめるもの。』を企画して運営しています。
着々と進行している 『いぶりがっこを自分たちで作ろう!計画』
11月のがっこ作り日記をご紹介します!

ついに収穫日がやってきました!今日はかなりの体仕事と覚悟の上臨みます! 

とはいえ。。。収穫自体は機械がやってくれますので。。。まずは見学。

この日の最低気温。。。5°C
晴れてくれました♪
が!!!!!!!
寒い!
どんなに寒さに慣れている雪ん子の私たちでも、 寒いものは寒い!!屋外作業がほとんどの農家さんには本当に感服です。

真中央あたりに見えるのが収穫機。「大根を真上に引っこ抜く」作業をしてくれていま す。
この日は前日雨で、畑内が泥濘んでいました。長靴をすっかり忘れてしまった私は、 遠くから見守ります。。。 

収穫機が通ったあとに、大根についた土を落とし、葉っぱをちぎってトラクターに積んで いきます。
畑の中にトラックは入って行けないので。。。
一度トラクターに積んで、道端 に駐めているトラックに積む。
積む作業が2回あります。
手間はかかりますが、美味しい がっこの為に労力を惜しみません。 

ここで分かったのですが、大根。結構重いです。。。
普段自分がスーパーで買う大根は多くても1本。
半分カットで買うことも多いです。
大根おろし程度ならもっと少なくて良いし。

大根は大きさにもよりますが、約600グラム。
1キロないからと安心してはいけません。
この日は畑の一列分を収穫したのですが、この畑。。。長さは96メートル。
一列に埋まっ ている大根約1000本。
プロジェクトPメンバー4人がかりでも泣きたくなるほど、じわじわ と大根の重さが体に負担をかけてきます。
腕と、親指が悲鳴をあげるくらいです。

すがにこの作業は農家さんに「辛い」と弱音を吐いてしまいました。
農家さんは「二日やれば慣れるよ~!」と明るく笑っていましたが。。。
この作業二日は 無理です。。。

とかかんとか。無事に収穫できた大根。
これを洗って、先端を切り落として、いよいよ燻し小屋へ! 

大根の土洗い工程&先端切り落とし工程。
大根の収穫より辛いかもしれません。
全員がここではじめて、いぶりがっこを自分たちで作ろうと思ったことを後悔したかもし れません。。。。
見た目はかなり地味ですが、腰と手の指が限界です。。。
ちなみに。収穫した1000本のうち、半分くらいこの作業をしてギブアップしました。。。
この日最後の工程、燻しです。 

最初にこの小屋をみて思っていた「大根かけるだけなら楽だな♪」という考えは、 砂糖ほど甘い考えだったことを、私はこの後後悔します。 

脚立に上がって、バランスよくかけていくだけ♪
ん。。。脚立。
私。。。高所恐怖症じゃないけど、これはちょっと怖い。。。。高い。
想像以上に高さがある!
しかも脚立にあがっている自分もバランスをとってないと危ない。
大根のバランスも考えてあげなきゃいけない。

太めのは上の方に。。。
細めのは端っこに。。。
大きさ揃えないと燻し加減にバラつきが出る。。。

なんて考えながら作業してると、脚立に乗っていることを忘れて自分がバランス崩しそう に(泣)
農家さんは脚立から一度も落ちたことが無いそうですが、私は今日も緊張で変な 力が入り。。。結局先月と同じく体のいたるところが痛い。。。という悲劇に。

小屋の中には1000本近くの大根が吊り下げられ。ここに火入れをし、薪を入れ2〜3日炊き 続けます。 

いぶりがっこの道はまだ続きます! 美味しいがっこになれよ~☆ 

by mika

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